「避暑地軽井沢」「小諸なる古城のほとり」「真田十勇士の上田城」。初めての人にとっては、信州東部からは温泉のイメージは湧きにくいが、むしろ、このエリアには由緒ある温泉が顔をそろえている。『枕草子』に記された別所温泉、文殊菩薩の鹿教湯温泉、子宝の湯・田沢温泉、平安武者の傷を癒した霊泉寺温泉、武田軍の隠し湯・大塩温泉、平安朝滋野親王の湯治場・沓掛温泉、薬師のお告げ菱野温泉など枚挙にいとまがないほどだ。
上田城 上田城は真田昌幸の築いた難攻不落の名城。筑城当時のものではないが、本丸跡に三基の二層櫓(やぐら)が残り、櫓門も近年復元された。一般公開されている南櫓からは千曲川と上田盆地を見下ろす。桜の季節は花見客でにぎわう。 ●入園自由。櫓門展示室(観覧料は上田市立博物館、山本鼎記念館とあわせて二五○円。九〜一六時。無休。冬期閉鎖)。電話○二六八・二二・四一○○(上田市観光課)。
懐古園(小諸城址) 小諸城址を整備した公園で、市民の憩いの場であるとともに観光名所でもある。園内には島崎藤村の小諸時代の資料を集めた「藤村記念館」、小諸城の資料館「徴古館」、「郷土博物館」、「小山敬三美術館」などのほか遊園地や動物園もある。 ●入園料六○○円。八時三○分〜一七時。無休(冬期は水曜休)。 電話○二六七・二二・○二九六。