NOZAWA・SHIGA
野 志
沢 賀
湯どころ信州のなかでも
奥信濃には選りすぐりの
名湯がある。

    信州の最北東部、新潟と県境を接する奥信濃は名にし負う豪雪地帯である。冬はもちろんスキー客でにぎわい、夏には高原を楽しむ多くの観光客を迎える。この大自然観光エリアは、温泉ファンとしてもまた見逃せない。スキー温泉地の筆頭格・野沢温泉、一○の温泉地を抱える湯田中渋温泉郷、高原のいで湯・志賀高原、秘境・秋山郷と、一度は訪れてみたい温泉地がそろっている。




      狭い路地に漂う湯けむり、湯の香り。趣ある一三の「外湯」。軒を連ねる伝統ある温泉旅館…。野沢温泉は湯治場情緒が色濃く残る湯の里である。
      開湯は八世紀の聖武天皇の時代にさかのぼり、三八か所の源泉から湧き出る豊富な湯量は今も健在である。
      「野沢温泉アリーナ」「クアハウスのざわ」は、大人から子供まで一日たっぷりエンジョイできる新しい健康スポットとして人気がある。
      冬はスキー、夏は近くの上ノ平高原、光ケ原高原、カヤの平高原などの高原リゾートを楽しめる。特産品は「野沢菜漬け」と、あけびづる細工の「鳩車」なのでお土産にぜひ。
      ●野沢温泉村観光課
       電話○二六九・八五・三一一一。

これぞ温泉地という湯の町情緒を味わい、たっぷりあふれる湯船で身体を伸ばす。

    麻釜(おがま)
     野沢の源泉の一つ。天然記念物指定。かつてここで麻の繊維をしなやかにしたことからこの名がある。九○度の熱湯が湧き出し、野菜、卵、とうもろこしなどを茹でながら村人のおしゃべりに花が咲く。湯の町の生活のシンボル的存在である。

    日本スキー博物館
     近代スキー発祥の地・野沢にふさわしい博物館。スキーの歴史や用具の発展について、世界各地から収集した貴重な資料を六つのパートに分けて展示している。●入館料三○○円。九〜一七時。木曜(祝日の場合は翌日)休館。電話○二六九・八五・三四一八。

    おぼろ月夜の館(班山文庫)
     「故郷」「春の小川」などの唱歌の作詞者として知られる国文学者高野辰之博士を偲ぶ記念館。博士の資料、著書、遺品、収集品などが展示されている。昼と夕方の二度、建物の塔からは野沢温泉村をモチーフに作られた「朧月夜」など心温まる唱歌が奏でられる。
    ●入館料三○○円。九〜一七時。
    月曜(祝日の場合は翌日)休館
    電話○二六九・八五・三八三九。


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