NORIKURA・KAMIKOHCHI
乗 上
  高
鞍 地
大自然を悠々と歩き、疲
れもまた、悠々と流す。

     イギリス人宣教師ウォルター・ウェストンによって世界に紹介された日本アルプス。その中心地が上高地だ。穂高連峰と梓川に彩られる大自然の景観は、四季折々、登山者だけでなく多くの観光客をひきつける。ここの温泉の代表は小説『大菩薩峠』でおなじみの白骨温泉と焼岳を源泉とする上高地温泉。白骨温泉から峠を一つ越えた、名峰乗鞍岳(標高三○二六メートル)の山裾にはなだらかな自然に包まれた乗鞍高原温泉がある。また閑静な森に囲まれた穂高温泉郷は安曇野探索の基地として便利である。
    ●安曇村観光商工課
    電話○二六三・九四・二三○一。

    上高地ビジターセンター
     上高地散策の前にたち寄りたいポイント。環境庁の施設で、小梨平の入口にある。周囲の木々の緑が心地よい。上高地周辺の動植物、地質、気象などについて分かりやすく展示。自然観察会、映画上映などの催しもある。
    ●入館無料。九〜一七時。
    無休(冬期閉鎖)。
    電話○二六三・九五・二六○六。

    河童橋
     梓川に架かる木造の吊橋。長さ三○メートル、幅三・六メートル。清流梓川と背景の穂高連峰との景観は上高地のシンボルだ。シーズン中は記念撮影をする観光客、登山者でおおいににぎわう。芥川龍之介の小説「河童」のヒントになったことでも有名だ。大正池から河童橋、河童橋から明神池方面への遊歩道も整備されているので、梓川沿いの散策、森林浴を満喫できる。
    ●大正池から河童橋(徒歩約一時間)。河童橋から明神池(徒歩一時間強)。






         渓谷の美しさと乳白色の湯が特徴的な、薬効高い温泉。石灰分の結晶が湯船を白くするところから古くは「白船の湯」と呼ばれた。大正時代に中里介山の長編小説『大菩薩峠』で「白骨」温泉として紹介され、一躍有名になった。鎌倉時代から知られていたというから歴史は六○○年以上。江戸時代に湯屋ができ、近年は斎藤茂吉、与謝野晶子ら多くの文人墨客に愛されてきた。「三日入ると三年風邪を引かない」名湯といいならわされている。
        ●白骨温泉観光案内所
        電話○二六三・九三・三二五一。

神秘的な乳白色の湯は、露天風呂によく似合う。


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