KAWAJI・YUNISHIGAWA
KINUGAWA
川 鬼
治  
・ 怒
湯  
西  
川 川
日光から渓谷をさかのぼ
る、名川、名湯の旅。

     栃木路の北西部は、深い渓谷と、その美観との出会い旅である。国境の鬼怒沼山に発する鬼怒川沿いの「鬼怒川温泉」周辺は、テーマパークやレジャー施設の開発が盛んで、遊び心あふれる一大観光地を形成している。鬼怒川と男鹿川の合流する地に湯けむりをあげる「川治温泉」や、秘境湯西川の源流近くの「湯西川温泉」は、素朴ないで湯情緒と静かな環境を味わえる。
    ●藤原町観光課 電話0288・76・1111。
    ●栗山村観光協会 電話0288・97・1126。




         鬼怒川温泉から龍王峡沿いにさかのぼった、男鹿川との合流点に湧く保養型の温泉地。かつて川治は会津西街道の宿場町として栄え、昭和初期までは近在の民の、農閑期の湯治場であった。今では近代的大型旅館が建ちならぶが、鬼怒川温泉とは対照的な閑静な環境が特長である。川のほとりの「薬師の湯」は湯治場時代の名残をとどめる岩風呂で、当地ならではの趣がある。昔から「やけどは滝(鬼怒川)、傷は川治」といわれる名湯である。
        ●鬼怒川・川治温泉公営観光案内所
          電話0288・77・3111。

河畔の「薬師の湯」は、湯治場情緒いっぱい。

    五十里湖(いかりこ)
     川治温泉の北、男鹿川の1・5キロ上流にある(川治温泉駅からバス25分、展望台下車)。天和3(1683)年、大地震によって川が塞き止められてできたのが始まり。江戸から50里の距離にあることからこの名が付いたという。現在では男鹿川と湯西川にかけて、Y字型の大きなダム湖となっている。湖に架かる海尻橋近くの観光センターには展望台があり、とりわけ紅葉時の眺めがすばらしい。貸ボートの遊覧や、ヘラブナ、ワカサギなどの釣りも楽しめる。

    川治ダム
     川治温泉の西、鬼怒川の3キロ上流にある(川治温泉駅からバス15分、川治ダムサイト下車)。高さ140メートルのアーチ式ダム。「川治ダム資料館」には、ダム周辺の地形模型、堰堤模型、工事用具などが展示してあり、分かりやすくダムの構造に触れられる。映像室では、大型ビデオプロジェクターを使って紹介する。喫茶室、レストランもあるので景観を楽しみながらの休憩もよい。
    ●資料館入館料100円。9〜17時。無休。電話0288・78・0725。

    上三依(かみみより)水生植物園
     五十里湖からさらに北へ。塩原温泉郷の西の入口にある(上三依塩原駅下車、徒歩五分)。約2万2000平方メートルの広大な湿地帯を利用して造られた、藤原町営の水生植物園。ミズバショウ、エゾギク、ニッコウキスゲなど300種近い植物を、原生林のなかを散歩しながら観賞できる。また、上三依はその昔、江戸と会津を結んでにぎわいを見せた会津西街道の面影を残す地区なので、散策してみるのも興味深い。
    ●入園料300円。9〜16時30分。無休(4月中旬〜11月末まで。冬期休園)。電話0288・79・0366。


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