ITAMURO・NASU
板 那
室 須
雄大なリゾート地にふさ
わしい豊かな湯けむり。

     栃木路の北端、茶臼岳を盟主とする那須連峰の裾野に、なだらかに那須野ヶ原が広がっている。ここは那須御用邸が置かれるなど避暑地として知られるが、スポーツ、レジャー施設の開発が盛んな雄大なリゾート地でもある。歴史ある那須湯本温泉を中心とする「那須温泉郷」、下野の薬湯として親しまれる「板室温泉」、今なおランプの灯る秘湯「三斗小屋温泉」など存在感ある温泉に彩られる。

         白煙を吹き上げる活火山・茶臼岳の南麓に、四季の風光に恵まれる温泉たちが点在する。1300年前に発見されたという「那須湯本」を中心に、豊富な湯量の「大丸」、ユニーク風呂をそろえる「弁天」、超大型露天風呂の「北」、ツツジの名所「八幡」、絶景のいで湯「高雄」、高原の木々に包まれる「新那須野」などがそれぞれの薬効豊かに情緒を競い合っている。とりわけ那須湯本の共同浴場「鹿の湯」は最も歴史が古く、ひなびた湯治場情緒にあふれている。
        ●那須観光協会 電話○二八七・七六・二六一九。

高原の別天地に、古き湯治場風情が残る。

    茶臼岳
      茶臼岳は栃木・福島県境に連なる那須連峰の主峰で、標高は1915メートル。火口からは今も噴煙が吹き上がる。九合目の山頂駅まではロープウェイで約四分、山頂駅から頂上までは歩いて約30分で登れる。頂上からの眺望は抜群で那須野ヶ原から磐梯山、吾妻連峰、日光連山などの大パノラマが楽しめる。下りは歩いてもよく、約1時間でロープウェイ山麓駅に着ける。
    ●JR黒磯駅よりバスで一時間
    (那須ロープウェイ行、終点下車)。

    那須自然研究路
      バス停の「旭・北湯入口」から八幡温泉まで、自然林のなかに整備された2キロほどの遊歩道。観察しやすいようにツツジ、クヌギ、アカマツなどの樹木には札が掛けられ、休憩のための東屋、ベンチなども整っている。所要時間は約40分。
     また自然研究路につながる弁天温泉近くの苦戸川には「弁天吊橋」が架かり、展望台からの茶臼岳の眺めが雄大である。あわせて四季の散策を楽しんでみたい。
    ●那須観光協会
      電話0287・76・2619。

    那須温泉神社
      狩りで傷を負わせた鹿を追って山へ入ったところ、翁が現れ、鹿が傷を癒している温泉を告げた。そこに祠を建てたのが温泉神社の始まりと伝えられる。7世紀のことだという。
     のちに屋島の戦で扇の的を射た那須与一が戦勝祈願した神社ともいわれている。宝物殿には与一ゆかりの品や乃木大将の遺品などが展示されている。例祭は毎年10月8〜9日。場所はバス停「那須湯本」のすぐ北。夏場には朝市が開かれる。
    ●電話0287・76・2306。


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