OKUKINU・NIKKO
CHUZENJI
奥 日
  光
鬼 ・
  中
  禅
怒 寺
自然美と人工美の国際的
リゾートにも名湯あり。

       2社1寺(東照宮、二荒山神社、輪王寺)の人工美と、中禅寺湖、華厳の滝、戦場ヶ原、小田代ヶ原などの奥深い自然美とが、見事な調和を奏でる。ここかしこが見どころばかりで、時間がいくらあっても足りないくらいだが、温泉の存在が日光の魅力に拍車をかける。市内各所の「日光温泉」、湖の北東岸の「中禅寺温泉」、標高1500メートルの「日光湯元温泉」、さらに鬼怒川上流に散らばる「奥鬼怒温泉郷」などがそれである。
      ●日光観光協会 電話0288・54・2496。






         マス釣りのメッカとして知られる湯ノ湖のほとりにあり、他の三方は日光国立公園の深い山々に囲まれる高原のいで湯だ。1200年前に開湯したと伝えられ、湯治場として長く親しまれてきた。近代的ホテルも増えてはいるが、しっとりした雰囲気が魅力である。硫黄泉の源泉は湯量豊富で、中禅寺温泉や光徳温泉にも給湯している。冬は温泉街の西斜面がスキー場となる。
        ●湯元温泉旅館組合 電話0288・62・2570。

         

奥日光の深部、山に囲まれた硫黄のいで湯。

    温泉寺
     湯元温泉を発見した勝道上人が、延暦7(788)年、薬師瑠璃光如来を祀ったことに起源する古刹。温泉街の北、湯元源泉地の西側にある。境内には本尊を安置する薬師堂(昭和48年再建)と、「薬師の湯」を引湯する浴殿があり、お参りがてらに入浴することができる。
    ●拝観自由。入浴料、入浴時間、温泉開設期間等は本書219ページ参照。
    電話0288・55・0013。

    湯ノ湖
     前白根山の溶岩が湯川をせき止めてできた湖で、周囲は約3キロ(標高1478メートル)。小さい湖ながら、シラカバ、コメツガなどの林が鬱蒼と茂り、神秘的な雰囲気を漂わせている。
     春から秋の漁期には多くのマス釣師でにぎわい、6月のシャクナゲや、紅葉の美しいことでも知られる。湖を一周できる遊歩道と、湖に突き出た兎島を歩く自然研究路が整備されている。兎島には葛西善蔵の文学碑が建つ。

    刈込湖・切込湖
     両湖とも3岳の北麓にある小さな湖で、湯元温泉から北へ徒歩で一時間ほどの距離にある。両湖は狭い水路で結ばれ、あたりは静寂に包まれている。ここは湯元温泉から山王峠を経て光徳温泉、戦場ヶ原に抜けるハイキングコースの途中にあり、ダケカンバ、ヒバ、コメツガなどの原生林に囲まれ、湖畔では7月から8月にかけてゴゼンタチバナ、イトキンポウゲ、ヤナギランなどの可憐な花が見られる。


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