2023年9月13日

「労働者の疲労蓄積度自己診断チェックリスト」無料WEB受検ページ公開のお知らせ

厚生労働省から公表されている、「労働者の疲労蓄積度自己診断チェックリスト」について、各事業場での労働者の健康管理によりお役立ていただくことを目的に、WEB受検ページを作成し公開いたしました。(無料でご利用いただけます。)

労働者の疲労蓄積度自己診断チェックリスト(2023年改正版)WEB受検ページ

(参考:厚生労働省 労働者の疲労蓄積度チェックリスト )

 

【ページ作成の背景について】

「労働者の疲労蓄積度自己診断チェックリスト」は、過重労働/長時間残業による健康障害を防止するために、働く人それぞれの疲労蓄積度を判定するためのチェックリストとして、2004年に厚生労働省より公表され、積極的な健康管理のために活用が促されてきました。

労働安全衛生法により、事業者には月80時間超の残業を行った労働者に対して、医師との面談を実施する義務(長時間労働者への医師による面接指導制度)が定められています。面談実施の義務が発生する要件として「長時間残業を行った労働者に疲労蓄積があり、医師との面接実施の申し出があった場合」との条件が定められており、労働者の疲労蓄積の状況を確認するために本シートが活用されてきました。

2023年には「労働者の疲労蓄積度自己診断チェックリストの見直しに関する検討委員会」にてチェック項目の見直し検討が行われ、内容が改正されました。食欲や睡眠に関する項目の見直し、精神的負担の項目の細分化、勤務間インターバルといった文言の追加などが行われています。

 

チェックリストの利用については、上記でご案内した厚生労働省のサイトからのダウンロードでき、中央労働災害防止協会安全衛生情報センターのWEB受検ページも利用が可能です。

その中で作成させていただいた弊社のWEB受検ページでは、より事業場での活用が頂きやすいように、受検結果ページの印刷機能に加え、メール送信機能、結果提出文面のコピー機能などを設定しております。事業場内での連絡手段がメールやトークアプリなど多様化する中で、受検結果について紙面印刷以外の方法を設けることで、事業場内での結果共有(労働者から事業者への結果提出)をよりスムーズに進めて頂くことを目的にしたものです。

 

本システムが各事業場での労働者の健康管理推進に寄与することは勿論、各事業場のご担当者や産業医や産業保健師をはじめとした産業保健スタッフの皆さんの取組推進にお役立ていただければ幸いです。